洗われた

 純が矢晴をお風呂に入れてくれたシーン、【第2話】と【第13話・後編】にあるけども、矢晴の身体の泡をシャワーで流すとこで、

【第2話】『ここまでのあらすじ私福田矢晴は他人の家のベッドと毛布と買ってもらった部屋着を己のションベンで濡らし家主である売れっ子漫画家望海可純(上薗純)にションベンの臭いをかがせてそれら全てを洗わせているあと自分も洗わせた死』

【第14話】『ここまでのあらすじアル中鬱病元漫画家の古印葵こと私福田矢晴は売れっ子漫画家望海可純こと上薗純の家に居候し高級マットレスにションベンを漏らし純に汚れた服と自分を洗われた死』

と、すでに「洗わせた・洗われた」と終わったことになってしまっていて、その瞬間は見せてもらえてなかったけども、風呂上がりにソファーで臥してる矢晴が『なにをしても怒られない親切しかされない』『愚鈍と不出来を肯定され』『なにもできない身体を肯定され』『いずれ思考も放棄するだろう』って考えてるところで、純がわしゃわしゃと矢晴を洗ってるシーンが入っているので、読んでる私はとても満たされた。

そしてまた、この矢晴の思考を聞いてると、ほんとに純は矢晴に優しくてなんでも受け入れてくれてるんだなあと、思う。でも、21日目に純に怒られたあたりの矢晴の気持ちはどんなだったか知りたいな。そんだけ優しい純にあんな強いこと言われたの初めてしょ?


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