馬鹿にする人、馬鹿にした人

 イントネーションの違いで。Twitterで2つの意味に言及されてる方がいて、矢晴の『私は馬鹿だからこんな事を考えるんだ…』からの一連のシーンに感じていた違和感を言語化されてて、「あー! それそれ!」と感動している。

【第13話・後編】で『この家の中で矢晴を馬鹿にする人は矢晴以外いないよ』と純が言ったのを【第14話】で回想しているけども、この純が言ったのは「矢晴を嘲る人」で、矢晴はそれを回想している現在、「自分が馬鹿だから自意識過剰(返歌だと思う、わざと置いたと思う)になっている」じゃあ、私が(頭の回らない)馬鹿になったのは誰のせい? という流れ。

作者さんの本業の過去作でも、そういう一文に2つの意味合い、聞こえ方の違いをされているのはあって、解説もされてたのに、ここで気付けよ自分、と思いつつ。

私、『愚鈍なお花畑にさせたのは誰だ』の下のコマ、回想っぽい枠で微笑んでる純はどこのシーンだ!? ってほうに意識持ってかれてたからさーと言い訳しておく。

ざらっと読み返して確認したけど、こんな襟のときって矢晴が病気の話した時……か……? くらいだけど、この表情で微笑んでる純のシーンは、どこにもなかった……。はず……。

で、矢晴としては、純でいっぱいになっちゃってる現状、純の存在が矢晴をお馬鹿にして思考放棄させて知性の欠片もなくさせてる、みたいな感じに思って自己嫌悪してる感じかなー? 純が矢晴をお馬鹿にしたから純に依存するしかなくなった? 純のことが好きな自分は馬鹿だから、みたいな感じで嫌い? いやもう、とことん馬鹿になって純にどっぷりいっちゃえよーー! とけしかけたくなる。

「私が馬鹿になったのは純のせい」って思いたくなる気持ちもわかるけども。それで被害妄想に燃料投下するんでしょー? 矢晴の燃料、いくらでも湧いて出てくるから大変。もう、ほんと、純に意識焼き切ってもらっちゃいなよーー。


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