漢字が難しい

 純の漫画さー。もともとの古印葵の漫画がそうなのかもだけどー。けっこう小難しい漢字や言葉並べ立てやがって! みたいな気分になった。

[原始動物に戻れば 幸福は一瞬にして達成し得る][人間だけが幸福〓 青天井に手を〓 欲望をも〓]

[絶頂に〓 天井に手が届かな〓 天井が存在しない〓 同義である]

[欲深き人間の頭上〓 空のみが掲げられて 〓のだ]

[手が届く幸福は 低い天井の 狭隘な賜だ][人間の幸福は 空に在り それが 人間の無限性だ][なにも怖くな〓 さぁ手を取〓]

んでもなんか、その小難しさがクセになる……って感じはしそう。

矢晴が、『似たような言葉で似たようなことを書いた覚えがある』って自分の漫画を想起してるのもいいし、『後半の文章は違うな野心的で前向きに発展させた内容…』と純の書いたものを評価してくれてるのも、良い……。

『野心的で前向きに発展させた』というのが、純の性格なんだろうなあ〜と思うし、「否定して持論を展開してるわけじゃない」わけで。それがまた、たまらんな。古印葵の書いたことを理解して、発展させて、自作を表現できてる純が素敵。

純ったら、ほんと、古印葵大好きなのねえ……って思う。とはいえ、「シヴァ・アンバー」が全体、古印葵作品への返歌だったとしたら、ものすごい大々的に、個人的なラブレターを展開し続けてきた、みたいな状況に思えて、「なにやってんだ? 純」みたいな気分にはなる。

純の漫画が、古印葵作品への返歌として。本歌取りみたいなこともしてる気はするんだけども。純は自分の漫画が売れれば売れるほど、その本歌である古印葵作品も認められてる、みたいな気分になるのかなあ?


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