ヒモ
【第11話】の純が矢晴の地雷踏んだとこ。
『純さんって私を働かせるつもりもないのに住まわせてるんですか?』『え!?古印先生アシしてくれるんですか!?』『そういうわけではないですが』『これじゃ私ただのヒモじゃないですか』の会話の流れで。
純がにこやかに『矢晴さんはヒモの才能がありますよ』『他人にほっとけないと思わせる人間ってそんなにいないですから』と言ってしまったところ。
矢晴の目の色が変わり『他人に愛される弱者しか救われないって話ですか?』と話し出し、蜘蛛を潰すように手のひらで押さえる。
その言葉、矢晴の話に対し、矢晴の背後の純は何かを考え、思いついたような表情をして、『それが矢晴さんの漫画の才能ですよ』と話し出す。
このシーンが、【第13話 後編】で『質問に答えられなくて誤魔化してしまった』と語られる。
話を逸らすように『それが矢晴さんの漫画の才能ですよ』と純が話したのは、「矢晴の質問に答えられなかった誤魔化しだった」ということなのだけども、それ以前に、『矢晴さんはヒモの才能がありますよ』と言ってしまったことに対して、なにか、なにかないのか、純! と襟首つかんでぶんぶんしたい。
せっかくいい雰囲気だったのに、お前の不用意な一言、二言で矢晴がこんなんなっちゃってんだぞ! と。
『質問に答えられなくて誤魔化してしまった』『もっと色んな事を考えて答えられるようになりたい』じゃねーんだよーーー!! という気分になっているわけだが、どうしてくれよう。
ただまあ、話逸らしてどうにかなったし、矢晴は笑顔を見せてくれるようになったし、キャーキャー走り回って遊べてたみたいだから、いいのか。いいのか……?
オキシトシン効果、やべえな…………。
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