蟲のサイズ

 矢晴の背中の蟲のサイズが、同居1ヶ月でずいぶんと大きくなって……と、感慨深く。矢晴の背骨の外側にちょこんと生まれた蟲が、矢晴の肋骨の内側ではちきれそうなサイズになってて。

同居1日目から同居6日目でもぐぐんと大きくなってるんだけども。6日目は外側にいた蟲が内側に浸透してた感じで。

矢晴は『私をかきむしる脚があんなにたくさんあるのだからきっと蝶ではない』と思ってるけど、見た感じ、蝶っぽいよなあ? とは思うので、矢晴の純への恋心が蛹になって、純と両思いになれたら羽化して蝶になってくれたら、いいなあーと思う。

今、蛹になろうとしてて、矢晴が逃げ出してるから、蛹の期間は矢晴が純への気持ちを曖昧にしたくて頑なに拒んでるような感じかもなあと思うと、そこそこ長くかかりそうな気はしてしまう。

同居1年で漫画を描き上げて純に読ませたときに、矢晴の蟲はどうなってるのかが気になるのだけど。蝶になったから漫画を描いたのか、漫画を描けるようになったら蝶になるのか。まだまだ羽化しないのか。

そもそもまだ、この蟲が純への恋心かどうかもはっきりとはしてないけども。恋心だと思うけど、あまりの孤独の人恋しさに勘違いしてたりとかもありそうだし?

どうなるんだろうーーと続きが気になる。次の話は純視点の後編だろうから、本編の続きはもうちょい先になるはずだけども。


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