矢晴の話は長い

 矢晴、むっちゃしゃべるじゃん! って思ってて、『古印葵 福田矢晴は』『思っていたより饒舌だ』って純も思ってて。

とにかくまあ、矢晴の話は、長い。よく喋る、というより、長く話す。わかりやすく話せるけど、中身はけっこう難しい。

矢晴の話しぶりが、まったく「会話・対話」を求めてないんよね。矢晴の話は反応しづらくて、純は『質問に答えられなくて誤魔化してしまった』とか『もっと色んな事を考えて答えられるようになりたい』とか思ってるけども、矢晴はそこらへんいらなさそうな、自己完結型。

それが『吐き出すばかりで形に昇華できない人間になってしまった』ってことなのかな、とも思えるけども。

純がそうやって長く話す矢晴に尊敬やらなんやら憧れる気持ちでうっとり聞いてくれるからいいんだけども。よくないが。

矢晴が純とちゃんとコミュニケーションとるってか、対話する、議論する、会話でお互いを高め合う、みたいになれたら、いいんだろうなあーと思ってて。

今のところ、漫画で表現してた溢れる言葉たちとか思想を、純に向かって話し続ける、話を聞いてもらうってことで代替してる。だから、矢晴が漫画を描けるようになったら、ここまで饒舌に一方的にはしゃべらなくなるんだろうな、と思える。

ちゃんと会話できるようになるんかなー、矢晴。



私は対話相手がいないから、あれやこれやと努めて多角的に見ようとしながらドツボに嵌りつつ、語り続けている。(突然の自分語り)


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