思っていたより饒舌

 【第13話】の『古印葵 福田矢晴は』『思っていたより饒舌だ』という純の語りが好きで好きで。

この「思っていたより」の「思ってた」中身を知りたいなーと思ってしまう。古印葵の漫画自体が、セリフやモノローグの言葉を極力削った作品になっているから、「本人も言葉が少ない」と思っていたかな?

授賞式のスピーチも、小さな賞の受賞の言葉で長々と話すこともないし、人前で言葉を発する場面だから、かなり絞ってあるような気もするし。スピーチでは『――きれいだな忘れたくないなと思ったものをカメラで撮るのが日課で』『漫画も』『忘れたくないと思ったモノや感情を取り込んで形にしてます』と、視覚情報が優位な人っぽく思えるし。

そんな感じの人かと思ったら、喋る喋る。

たぶん矢晴は居酒屋で酒が入って気分良くなって、むっちゃ色々喋り倒したんだろうなあと思う。純はそれ聞いてるの楽しかったんだろうなあ。「うわ! こんなに喋る人なんだ!」と嬉しかったかなー。かわいいなあ。すごくニコニコと矢晴の話聞いてくれてたしなあ、純。かわいいなあ。

同居してからはそこまでの長文喋ってくれたの、5日目のネーム見てくれたときと3週間過ぎたくらいの病気の話だけは見せてもらえてるけども、他の日もそうやって長文で喋っては自己嫌悪に陥ってたり不安になったりしてるのかな、矢晴。


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