狂気

 【第13話】がいまいち乗り切れない、というか、物足りない……、純の真意がわかりにくくて、わからないと思ってしまう理由が、なんとなくわかった気がするついさっき。

【第13話】の純ったら、あまりにも常識人、善人、明るく前向きな感じを押してきていて、【第6話】で見せてくれたみたいな、ねっとりとまとわりつく狂気を欠片も見せてくれないから、祈りの言葉すら本気かどうかもわからないんだわ……、と。

同居3日目の夜のエピソードは好き。純が頭いい感じ見せてくれるし、勉強家だし努力家だし、矢晴のことすごく考えてくれてていい。

同居21日目のエピソードの純の気持ちは、その表情でわかる。このシーンは好き。矢晴の言葉は好きくない。なんで純にそんなひどいこと言うのよ、ううう。

同居4日目のエピソードは、矢晴にぐいぐい行ったわりに矢晴の顔見たら萎々しちゃってて、でもその時の純の顔も思考もわかんないから、どんな気持ちでぐいぐい行って、どんな気持ちで萎々になっちゃったのか知りたい。

第7話の裏側の過去回想部分は好き。

同居6日目の純の思考は、これはこれでよし。純だもんな! って感じがする。

同居1ヶ月目のお風呂シーンの会話は、純がどういう考えで、どういう気持ちで言ってるのかわからないし、言葉自体は素敵なんだけど、その言葉が私にはあまりに空々しく聞こえてしまうので、気持ちが知りたい。純の狂気にまみれて出た言葉なら、いいんだけどなあ。

純が矢晴と明るく楽しく日々を過ごしてる(人間ドックのとことか、褒められたの喜んでぐるんぐるんしてるのとか)のは、とても好き。日常はそんな感じでふわふわニコニコ過ごして欲しい。矢晴も純もかわいいから。

純の内面に渦巻く狂気や思考も見たかったわぁ。


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