パワーバランス
なんてものは考えないでいられると、いいんだけどなあ、とは思う。
同居4日目までは、矢晴が純に得体のしれない恐怖を感じていたから、矢晴自身が恐ろしく小さい感じで、純に支配されてるみたいに思ってたと思うんだけども。
同居4日目の純視点、矢晴に真摯に訴えかけて、振り向かせることには成功したけど、方向が違っちゃったな、と思えて。
「恐怖を感じるような存在じゃない」ということを矢晴に認識してもらえたのはいいことではあるんだけども、なんというか、一気にパワーバランスが逆転してしまった感じがする。
いやぁ……、矢晴は強い人なんだけども。そこまでつけこむことなくない? みたいな気分になっておる。
純視点なのに、あれ? やっぱり純ってポンコツだった? みたいにもなっておる。
純の善人ムーブで、矢晴が矢晴としてふつう(不信感とか猜疑心はばりばりある)の状態で「純の真心受け取らないなんてひどい」みたいに思われたら嫌だなあって思ってたけど、矢晴ががっつり純を試してる感じがするし、侮ってる感じがするし、つけこんでんなあ! って思える感じだから、これは矢晴がひどいぞ、と思っているところ。だからといって「矢晴は人でなし」とかいう方向には思ってない。
4日目は純の言葉を封じてた(のか、純がつい退いてしまったのかわかんない)けど、21日目は純が怒れてるし、徐々にいい感じに均衡取れるんじゃないかなー? とは思える。そこらへんのシーソーがこれからかなあ。波乱万丈そうな気配はするんだけど。
『全部お前にやる』とか言ってたのが、1年後は漫画描いてるんだもんなあ……。「1年後の漫画描いて純に読ませたところ」は既知だけど、そこに至るまでのこれからの道中は全くの未知だから、どんな紆余曲折があるのか、ワクワクする。
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