斜め前
純と矢晴が4人がけの食卓で、座る定位置は決まってないようだけど、かならず対角、相手の斜め前に座るのだなーとは思っていて。
今日、違うことを検索していて、「なぜ斜め前に座るのか」の答えを見つけたような気がした。
正面は「理性の空間」で、緊張が強く出る。
斜め前は「情の空間」で、親近感が上がる。右斜め前がさらに良し。
背後は「恐怖の空間」。
ただ、座る位置の「斜め前」は「角を挟んで(L字)」ということもあるらしく、そこらへんちょっとよくわかんないな……みたいな気分になりつつ、純の家のソファーはL字だったわね。うんうん。
初対面なら左に立つな、とかもあって、散歩してる時の純は、「矢晴と初対面」であるはずなのに、左を歩いて左から話し……と、矢晴を余計に緊張、警戒させてた感じがして。
矢晴のアパートで同居を迫ったときには、真正面から詰め寄ってて、矢晴を緊張と恐怖と敵対心みたいなものに追い込んでて。
矢晴は拒絶心も手伝ってか純に背を向けることが多くなるから、余計に自分自身の純への恐怖を煽っているような……。ついでに、キッチンでみりん飲んでる矢晴を真後ろから制止する純とか、ゴミをキャッチして真後ろから返す純とか、そりゃーもう、怖いはずだわ、という気分にはなった。
そこらへんの立ち位置による心理的な距離感とかも全部把握した上で構築されてるのか……? と考えると、作者さんの非凡さ、天才さに天を仰ぎ見る気分になってしまう。いやこれ、把握してようがしてまいが、凄えことだ。
「初対面の印象は半年続く」というのもあって、矢晴が編集部で純に初めて会ったときの『こいつとは関わらない方がいい』『その攻撃性がいずれどこかでこちらにも向く』『その前に離れよう』と考えた純への悪印象も半年ぐらいで薄れるのかな? どうなのかな? と。純が挨拶した時の『優しい顔…』の印象は薄くなることなく日々の生活で強化されてってほしいなとも思い。
同居半年ぐらいには矢晴が漫画に向き合い始めるんでは……? と思うから、そこらへんでなにかしら矢晴の純への印象の転換とかもあったりするかなー?
その前に同居4日目で大幅な転換があるような、気がする。どうなったんだろ、気になるー。早く読みたーい。
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