呪いの蟲

 以前に、蟲は純のぬくもりから生まれた矢晴の純への恋心かなー? と考えてたけども、見方を変えて考えてみる。

これが、本当に「呪いの蟲」であったなら。

矢晴が純を信用しないため・できないために自ら生み出した「呪い」と妄想。背中にいる蟲が見ているのが、矢晴の妄想から作り出された偽りの純。背中の目。

【第7話】で生まれた「呪いの虫」が、矢晴の妄想を強固にして、再訪時の純は背中の蟲が見た妄想の純。

【第8話】での古印葵が引っ越してきたことに喜ぶ純、についてはちょっと解釈が外れるような気がするけど、実はずっと飛び跳ねてなかったのか? と考えると、矢晴の妄想にはなるのかな? 『人間らしく振る舞わなくていいですよ!』という純の台詞が矢晴の妄想だったり? ここはちょっと無理やり。もしかしたら、ここでは妄想は見てなくて、でも「呪い」は矢晴の背中にしっかりいるよ、っていうことかもしれない。

【第9話】純の指に背中を撫でられてのけぞる蟲が、純に襲われると思い込ませて、純の語るメソッドの再現やらに恐怖を覚えさせた。

【第11話】での純とのふれあいで笑顔になった矢晴の背中で蟲が溶けるのは「呪いが解ける」前兆で?

【第12話】まだ強固に残る「呪い」が、矢晴が純への気持ちを自覚し始めたことで、純への気持ちを否定したくて新形態になろうとしている。

そう考えると『眠れない夜のうちに肥え太った幼虫がいる』というのが、『夜の隅から魍魎のように湧いてでてくる』数多の妄想を食べて成長してきた「呪いの蟲」といえるのかなーと。


恋心なのか、妄想の呪いなのか、どっちなんだろー?


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