だい13わ!

 きゃー! 純曰くだー!

あまりに眠くて寝てしまって目が覚めたのが未明、なかば諦めつつ更新してみたら、あったー!! うれしい!

そして、今回は、待望の純視点。純の矢晴への印象と居酒屋での話、同居1日目から語られて、同居4日目まで、が【上薗純、曰く(3)前編】ということだから、曰く(3)は後編もあるのね!? (4)で後編かもしれないけど。

同居1日目が昼ごはんからだから、朝のうちに引っ越してきたんだなー。なんか印象としては昼過ぎに引っ越してきて、純が飛び跳ねてて、夜ご飯食べて家の説明受けてお風呂かなって思ってたんだけど。

あと、同居1日目の昼には「酒はダメ」って純が言ってるから、矢晴視点の【第9話】での1日目の夜に矢晴の部屋の小さい冷蔵庫のところで矢晴が『酒が入れられてないかチェックするってことか…』って思ってるシーンで違和感あったけど、もう同居に際してお酒は飲まない約束してあったのかな?

それにしても、これまでの話から純の印象がすごく大きく転換する話だなあ。

純、そんなこと言ってなかったんじゃない! ってシーンが山盛りで。突き合わせてじっくり読み返さないと、という気分になる。

【第6話】の『これは慈愛』が本心で「慈愛」ということはない、って印象は変わらないけど、【第7話】の2回目の来訪の純が「軽薄で胡散臭そう」に見えてたのは、「矢晴にはそう見えてた」ってだけで、本当の純は必死に説得しようとして、真摯に向き合ってた。うわーうわー。これはすごい。

居酒屋のエピソードで、矢晴が『ダサい人間になるくらいなら死にます』『ダサくなりたくないからもう二度と漫画描きたくないんですよぅえっっプ』と言ってるところで、もしかして、純が自分の漫画を卑下して『古臭くて野暮ったくてダサくなるし』とか言ってたのも、「矢晴にそう聞こえてた」だけってことかしら? 「ダサい」「野暮ったい」のを嫌っているのは矢晴だけだったり……?

んー。そこまではいかないか。純も「自分の漫画がダサい、野暮ったい」のは嫌ってて、それが古印葵の「ダサいのは死ぬほど嫌」な部分を刺激して、【第10話】での「純の漫画を肯定する」って行動にいったんなら、これは「矢晴の自己肯定」にもつながる話なんじゃ……? どうなんだろ? そしたら、純があんなに瞳きらめかせて『まだ古印葵は死んでない』ってシーンがさらにきらめく気がする。

『古印葵 福田矢晴は』『思っていたより饒舌だ』っていう純の語りが、矢晴に抱いていた自分の印象と同じでうれしい。矢晴ってむっちゃしゃべるな! と思っていたから。そこから、純が矢晴のことをすごく丁寧に言語化して説明してくれるのがまた良くて。

同居3日目の夜にはけっこう夜更しして矢晴への対応についていろいろ調べてくれてる。ほんとがっつり調べたんだなあ。日光浴もサプリもふれあいも、しっかりと。純の努力がたまらん愛しい。

ちゃんと病院行かせるために予約とってくれたり。3日目からの3週間後だから、同居1ヶ月目よりもちょっと前。とすると、病院への送迎がなんらかの理由でできなくてPASMAに交通費入れて渡して1人で行かせてPASMA回収せずでの1ヶ月目、だった可能性もあるわけね? そこらへん後編で描かれるかな?

前編は4日目までだから、後編で5日目、6日目の純視点が描かれるだろうなと思うんだけど、6日目の『他人に愛される弱者しか救われないって話ですか?』のシーンの純の表情が何考えてたか描かれるかな? あと、5日目の純のネーム読んでるときの矢晴の表情もちょっと見たい。実は純から見たら楽しそうにネーム読んでたのかも? そしたら、純がドキドキしてる理由がもっと鮮明になるなと思う。「憧れの古印先生にネーム見てもらえた」ってだけじゃなく。「漫画に触れたがらない矢晴が漫画を読んでる」ってのも大きいけど、それが「楽しそう」だったら、余計にドキドキしちゃうよなーと思って。

同居4日目の「矢晴が見てる純」を聞いた時の純の『こっちを……』『私の顔を見て確かめてください』って言う真剣な表情の純が素敵で。この表情かっこいい。起き上がって振り向いた矢晴はそこにどんな表情を見たんだろうか。

ってところで、前編終わりー。わーん。続きが気になるー!

1日目の食事シーンで、矢晴がポン酢どぶどぶにかけてるところで純が『ヒッ』ってなってるところが、矢晴の専売特許じゃなかったんか! って可笑しかったり。

私の一番好きな【第9話】の恍惚とした純は『夜は悪いこと考えやすいらしいしいっぱい褒めよっと!』程度の軽いものだった……。あの恍惚とした純は矢晴の妄想……?

純がすごい真剣に矢晴に向き合ってくれてて、するってーと、あのヘラヘラした感じの純は全部矢晴の妄想なのか……? と思うと、【第12話】の食卓のシーンとか通話後の悪口とかも矢晴の妄想……? え……? どうなんだろう…………と動揺してしまう。


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