読み直し(第3話)

 第2話からの続きで、編集部。

古印葵のガチファンの望海可純が、古印葵に罵詈雑言浴びせた四階をやりこめる。

その話しぶりが頭良すぎて、やり方がえげつなくて、怖い怖いって感じ。第5話、第6話読んでから読むと、そりゃー普通に怒りますわ……と、純の地雷を踏んだ四階の哀れさが引き立つ気がする。

純もずっと聞いてないで途中で止めてやればいいのに……と思わんでもないけども、四階がしゃべってる最中に飛び出したら殴りかかってたかもしれない、とも思わせる。暴力的なこと得意そうでもないし、暴力事件に古印葵巻き込みたくないだろうし、と勝手に考えてみる。

その後、帰ろうとする矢晴を引き止めて編集部の打ち合わせ用のブースで古印葵を褒め称えて、自作と比較して、って古印葵ファンな純は可愛いんだけどもさ。

【第13話】で矢晴が居酒屋でしゃべってたペンネームの由来の話から漫画を描きたくない理由までの純の回想を読んだ後だと、ここのシーンの「比較されたことで静かに怒ってる矢晴」という印象が「純が矢晴の特大地雷踏んでった!」に変わっちゃうんだけども。なんか、うわーってなった。

【第13話】の『ダサくなりたくないからもう二度と漫画描きたくないんですよ』で、【第3話】の『私の漫画は』『ダサいとこき下ろした漫画の100分の1の価値になるだろ』と。考えすぎかしら?

それにしても、古印葵も望海可純もダサいの野暮ったいのとを嫌ってるわねえ……。(ダサい=野暮ったい、な気はするんだけど)

そりゃあ、あんだけ理由並べて離れようとするわなぁ……と、しみじみ思ってみたり。これ以降は純が「ダサい」って言わなくなった(野暮ったいは言う)のは居酒屋での矢晴の話聞いたからかなー? って思ったけど、1年後に『自分の作品思い出したら組み立てダサすぎて恥ずかしくなってきた』とか普通に使ってたね、しかも比較して。純のおばか。


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