読み直し(第2話)
第2話は、第1話(第12話)からの続きの同居1ヶ月目の粗相した日から、過去回想、純との出会いまでで、【第13話】での印象の転換の影響はあまりない、かな。
矢晴が使ってるマットレスは「フィギュアスケートの選手が使ってるやつ」なんだったら、液体がマットレスの内部に染み込んでとどまってしまう素材ではないから、安心していいよ、矢晴。心配ない、大丈夫。
純が矢晴をお風呂に入れて洗ってくれて、着てた服も洗ってくれる。矢晴は『他人のションベンがしみた服を素手で触ってる』と考えてそれをやらせてしまっていることに青ざめてるけども、純にとっては問題ないことだということを『身体の外側のことはいくらでも見せてよ』『内側はいくらでも隠せるんだし』という言葉で表して、安心させようとしてる、かな。
矢晴は横目でだけど純のほうへ視線を向けてるから、ここに矢晴フィルターは存在してない。
純としては【第6話】の挿話で考えてた『心の内を喋る価値のある人間』になりたいだろうなあ。矢晴が生きていくうえで頼りにできる存在になりたいだろうなあ。でも、現状は、「純にはわからない矢晴の心の中の動きで、純のもとから逃げ出して酒に逃避した」状態だから、まだ純は矢晴が心の内を喋る価値のある人間じゃないわけで。行動と言葉で「矢晴が一番大事、優先順位の第一位」を示してると思う。
その後、回想で矢晴のこれまでが語られて、【第1話】では古印葵が漫画を描けなくなった直接的な理由と状態の過去回想だったけども、【第2話】では古印葵の過去からこれまでと望海可純のことを過去回想してる。
編集部に呼ばれて、編集部に行って。四階に罵詈雑言浴びせられて、脳がバグって『そこからの記憶の画質は少しグシャッとしている』ところからの、望海可純の登場が鮮明なところがかなり好きだわーと、改めて思う。
四階に言い返すこともせず黙って聞いてる担当に矢晴が絶望にも似た感情を抱いてるだろうなあというところから、颯爽と助けてくれる主人公よろしく、って感じでの純の登場。
純の笑顔に『優しい顔…』って矢晴が思ってるところが好きで好きで。純の笑顔がかわいくてかわいくて。純は優しくていい子なんだよー、古印葵限定だけど。
コメント