それがいいな

 \祝/500記事目!

【第15話】の最終ページ、うっとりとした表情で矢晴の手を握り、『私』『それがいいな』とフォントも歪んだ純。

そそそ、「それ」ってなんなんだ……?

もとより純の“慈愛”は慈愛じゃないと思ってたけど、純自身、まったく自覚のない“なんらかの欲望”だったと思うのだけど、今回、矢晴が的確に言葉にしてしまったのだろうかな、と思う。

『相手を思い通りに……理想の一部にしたかったって素直に言えよ』『自分と相手を動けないほど縛らなきゃ成立しないって分からないのか?』『赤の他人を家に住ませて甘えさせて』『逃したくない支配欲と執着の過ぎた好意が同時にあったら』『もうそれ性欲だろ』

あたりが、「それ」になるのかなー?

むしろ、矢晴が寝た子を起こしたみたいな状態になってしまったかと思うのだけど、どうなんだろう?

「それ」っていったいなんなのさ? どれなのさ!?

そしてまた、こんだけ悪口雑言みたいに口汚くまくし立てた矢晴に「古印葵」を見出してる純を考えると、純の解釈によるところの古印葵の漫画の異質さが垣間見えるような……? と思うと、純の反応に矢晴は驚いた表情をしてるけど、純の反応が真っ当に思える。崇拝する古印葵に「お前の愛は性欲だ」って言われたわけだし。

「二次元でしか抜いたことがないオタク」と純は言ったけど、やっぱり古印葵の漫画で“気をやって”るくさいなよなあ……。そして古印葵本人に、三次元の人間にも性欲向けてるだろって言われちゃったしなあ……。ドキドキがとまらないわ。


ちなみに、『安心させる…?』『慈愛…?』と矢晴が話し始めてから、『きったねえ欲望を蓮華座に乗せてんじゃねーよ糞野郎』まで2分! どんだけ早口でまくし立てたよ、古印先生!


コメント