たぶんさ
矢晴はベッドに入ってからの質問で聞きたかったのは、「なんで私の汚物触れたり、一緒に寝たりできるの? 私のことが(性的に)好きだから?」ってことなんだろうなと思うのよね。
ただ、そこで「好きだから」って答えても、「性的に好きだから」って答えても、矢晴は信じないじゃない? 矢晴だから。
でも、「好きだから」って言われたかったのに、言ってくんないし。それなのに、肌を触らせて『もっと触って』なんて劣情を煽ってくるし。なんなんだよお前! って思ったら、『私生まれてから今まで2次元でしか抜いたことがないオタクだから!』なんて、矢晴(3次元)は性的対象じゃないよ! って朗らかに言われちゃって。
盛り上がってた自分、バカみたいじゃん……って、がっかりしたところで『けど』『矢晴が望めばなんでもするよ』って、それって性交渉でもいいってこと!? 聞き間違い!? って振り返ったら、エロかっこいい顔さらして、エロいこと言ってきやがるわけ。
ふわあぁぁぁ……って舞い上がっちゃったら、お父さんとその友達の話とかしはじめて、『孤独じゃなくなる約束はこの世で一番の慈愛だと思う』『私は矢晴を安心させたいだけなんだ』って、矢晴の劣情がとことん恥ずかしくなる感じのきれいなこと言われちゃって、さっきのエロかっこいいのんとか望めばなんでもとかなんだったん……? って混乱しちゃったんだと思うのよー。矢晴。
すんごい純に矢晴の感情が振り回されちゃってるしね。まあ、矢晴が勝手に上下してるだけなんだが。
という感じの読み方をしているので、矢晴が激昂していろいろ言ってんのも、八つ当たりじゃんとか、『もうそれ性欲だろ』ってお前がなー、みたいに思っちゃうんだー。
ただまあ、この流れで面白いなと思うのが「2次元でしか抜いたことがないオタク」と純は言うけれど、「2次元の女子」とも「2次元の男子」とも言ってないあたり。どっちもイケるのか、そもそも「純の言う2次元=古印葵の漫画」であるのか、とか興味が尽きない。
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