矢晴の蟲ってさー、結局のところ、どっちのなの? と毎度悩んじゃうんだけども。

矢晴に根付いた純の愛かなーとか、考えたりもしてるけど。もしかしたらいろんなパートを担う複数の蟲で構成されているかもしれない。チーム。


今回の【第15話】を読むと、

純があっためるために肌に触れさせてるところでずるりと出てきて、

『私』『生まれてから今まで2次元でしか抜いたことがないオタクだから!』って言葉に、布団から這い出てベッドを降りてどっかに行こうとしてて、

『矢晴が望めばなんでもするよ』『なんでもするし』『なにしてもいいよ』『孤独にさせないって約束しただろ』って言う純を見つめる目の中に戻ってきてて、

これって、この蟲って、「矢晴の性欲」じゃないですかーーーー!!

というところに到達した。

いやもう、いつもいつも、矢晴は純を性的に見てるし、純が肌をあらわにしたときに真っ先にそっちに意識が行くって、矢晴のスケベ!

純はたぶん、これまでの【第12話】『純にとって私はチワワ何匹分だよ?』とか【第14話】『純って恋人作らないの?』とかから、「矢晴の望み」を察知してるのかもしれないし、それが「恋愛」なり「肉欲」なりでも、「矢晴が望むなら」ですべて受け入れるつもりがあったんだろうなあ、というのもわかる。だって古印葵が大好きな純だから。

ただ、その場合、「矢晴が望んだから応じる」ってだけで、純の性欲は絡まない。純が矢晴を求めてるわけじゃない。

それじゃあ、矢晴は嫌なんだろうなあ……とも思う。

「襲われるかも……」ってのは「性欲を向けられてる、求められてる」ってことにもなるし。その分、自分に価値を見いだせるかもしれないし。

だから、純が「2次元だけ」と言ったことに対して、じゃあ用がないのねバイバイみたいにどこかに行こうとしたのかしらね、蟲……。

そう考えると、蟲は矢晴の“自意識過剰”の顕れにも思える、かも。でもそれだと説明のつかない蟲もいそうで。やっぱりチームなのかしら……?


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