矢晴の質問

毎度自分用に冊子にしてしまうのだけども、今回、紙の破壊力やべえ……って感じに、『なんでもするし』『なにしてもいいよ』『孤独にさせないって約束しただろ』の純の表情の見開きの破壊力が! すげえ! やべえ!

で、本題。

 『違う』『私が質問したかったのは……』が気になるんだけど、これ、矢晴は純から「矢晴のことが好きだから世話したい」って答えが欲しかったのかな? と思える。

その「矢晴のことが好き」ってのは「恋愛対象として」なんだろうなあと。

その答えがもらえたら、矢晴はすんなり純の胸に飛び込んで、ハッピーハッピーで終わっちゃいそうなんだけど。

同居初日に『好きな人が』って言ってるけど、その他大勢の純の好きな人に紛れちゃって、矢晴は純のなかで一番かどうか知りたくなってるんだろうな、と思う。

それで、この質問を何度もしてるっていうのは、これまでは「恋愛がらみ」の心境ではなかったけど、人が見返り求めず他人を世話できるはずがない、みたいな不信感・不審感みたいなところがあったんだろうかなあ、とは思ってみたりする。

純の答えは、純の考えを真摯に答えてるんだろうけども。

『排他的になる』ってところで、眉毛整えてるの、なんなんだろ。いらない部分、気に入らない部分を削ぎ落とす、かな。

結局のところ、矢晴ひとりを援助するってのは、その他大勢に見向きもしない排他的で残酷なことではあるけども、それこそ「(上薗純に)愛される(古印葵)弱者しか救われない」ってことではあるし。純は矢晴以外を救おうとも思わない排他的で残酷な人と言えるのかもしれないし。でも、純は矢晴のことが好きだから助けたいだけだし。

それを具体的に考えちゃうのが『少し苦しい』って言える純はえらいな。

そして、ここで、純が自分の精神の安寧のために『元気がなくなることはしない』と言っているのが、好きだなあ、と思った。


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