かく語りき
純の寝室に置いてある。
これもまた、私は読んだことがないので、解説サイトなどからつまんでくる程度の知識だけども。
この書や著者の有名な言葉として「神は死んだ」というのがあるわけだけども、この作品的には「純の神である古印葵は死んだ」ということのあれそれだったりするのかなー? とか、思ったりした。純が古印葵を神としてみることをやめる=神は死んだになったりするのかなー? とか、考えてみたりする。
純にとって、古印葵は神にも等しい存在になってると思う。でも矢晴は『古印葵は死んだと思ってください』と訴える。それはそれとして、純は矢晴を助けたいんだけど。
【売れうつ】の中では、純は矢晴を再生させる神(シヴァ)のように描かれることがある。
矢晴は純の言う“慈愛”が菩薩のように衆生を救うこととか思って、その化けの皮を剥がしたいのかもしれないけども、もとから、古印葵のことしか考えてないんだけどなあ……とか思ったりした。でも、古印葵や矢晴に対してだけだとしても、“慈愛”はなあ……みたいには思う。
矢晴と純は、お互いの思う“慈愛”という言葉について、議論したほうがいいかもしれない。
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