名前のなかったもの
純の矢晴への気持ち。純の矢晴に対する行動。
純は「慈愛」だと思いこんでいたけれど、それは違うと矢晴が言って、矢晴が名前をつけてしまった。
純がもっと潔癖な人だったら、もしかしたら、「性欲だ」と吐き捨てた矢晴に反発して、矢晴のことを嫌いになってたかもなあー? なんて考えてみたりもするけども、自分でもよくわかっていなかった「古印葵(福田矢晴)が好きで、一生世話して一緒にいたい」気持ちに名前をくれたのは古印葵で。
「これが性欲……?」と気づいちゃったというか、知ってしまったというか。
『私』『それがいいな』って、受け入れちゃう、純の純粋さが……かわいすぎてたまらん。3次元に恋するの初めてだもんね。
ついでについうっかり、これじゃあ矢晴が攻めだよ! って気分が盛り上がってしまう。さらについでに、純潔であれ、って思ってたの、ほんとに純潔だったよ! と盛り上がっている。
【第12話】で『人間は』『今名前のある病気にしかなれないんだよ』と話し始めた矢晴の話が、私には「人間はなんにでも名前をつけてわかった気になる」的にも聞こえてたんだけど、矢晴が純のビョーキに名前をつけてどうするよ!? と思った。
それから純の『ヘビを見るのと操るのとじゃ違うんでしょうね』が、矢晴の藪蛇! みたいに聞こえてきて、ううん? となっていたりする。これはさすがにこじつけすぎ。
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