ケロっと
『――聞き間違いか?』から『きっと、そうだ』の間に、【第13話】を回想する1コマ。
『きっと、そうだ』というのは、「聞き間違いである」ということでいいのか? と考えると、【第13話】で純の言った『私はあなたを嘲笑ったりしない』『あなたの背中に目はついてない』も、矢晴は聞き間違いとして処理してるということか? と思える。
『後ろにはケロっとした顔があって』『また今日の出来事をペチャクチャ喋りだす……』と矢晴が考えているから、【第13話】で矢晴が振り向いたときに見た純も「ケロっとした顔」だったのかなあ? あんなに真摯な純は、矢晴の見た世界にはいなかった……?
【第13話】で『私の顔を見て確かめてください』って言われたのを、実行しただけで、【第15話】の純が言った『矢晴が望めばなんでもするよ』は矢晴自身が欲しい言葉として妄想した言葉かもしれない、純はそんなことは言ってないかもしれない、から『――聞き間違いか?』と思って、振り向いたのかもなあ……と思うと、自分の願望が具現化して据え膳よろしく純から全力で差し出されている状態ではあるまいか、とも思う。
いやもう、純の顔エロいし、かっこいいし。いつの間にやら腕枕になっちゃってるし。エロいし。純がエロすぎてパニックになっちゃったかなあ、矢晴。ぐるぐる。
純は純でそれなりになにかしらの病み闇がありそうで、その昇華の先が矢晴を助けること、安心させることってのも歪んではいるけど。
純の差し出す愛情が矢晴の望む愛情の形じゃなかったから、むりやり望む形にしちゃったらなっちゃった、みたいな?
矢晴、なにがしたかったんだろう……。ドツボに嵌りたかったのかな。
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