慈愛じゃないけど性欲でもなかった

 純の古印葵(福田矢晴)への気持ち。

崇拝とか隷属とか、そんなレベルで、古印葵のお世話できることが純の幸せだったと思うわけ。

支配したいとかもなく、むしろ、古印葵に支配されたい、すでに心掴まれて支配されてる子だったし。

古印葵に狂ってるのは古印葵の漫画を初めて読んだ時からでかれこれ6年は経つわけで。それこそ、矢晴が古印葵でなくなってしまった期間すら、古印葵に狂ってるから純のほうが古印葵歴長いかもしらん。

矢晴が「慈愛」という言葉に殊更に反発してしまったんだろうなあ、って感じもあるんだけども、もうなんか、矢晴ったら純の『なんでもするし』『なにしてもいいよ』って顔に、あてられたわね……という気がする。この顔が慈愛じゃ納得いかんばい……。それに、矢晴の目がね、やばいぐるぐる。

矢晴の言ってること、筋が通ってるようでいて、ものすごい独善的な決めつけにもなってるからさあ。でも、矢晴がこんなかっこいい顔で凄んできて、古印葵ばりのセンスのいい言葉ぶつけられたら、純、メロメロだよー。肉欲を伴う愛でいいの? ってなっちゃうよー。

でも、こんなところで矢晴が純をそっち方面に自覚させてしまったら、どんなふうに漫画を描くところまで復活させるのやら皆目見当もつかない。先が見えない。ソウイウ方面への展開しか見えないよー!

っても、まあ、純が自覚しても、矢晴が「待て」って言えば待ち続けるんだろうなあ……とも思えるから、結局のところ、場を支配してるのは矢晴になる、気がする。


コメント