湯冷めの時間
明らか、湯冷めじゃない、尋常じゃない寒気、悪寒な状態の矢晴。
『私の知ってる湯冷めじゃない』って読者の声をも代弁するような純に心底共感し。
矢晴の体を温めるために人間湯たんぽしようと肌を露出してるところを矢晴はすごい顔で凝視して。挙げ句、『……襲われるのかと思った……』ってのは、ちょっと純に対してひどいわよ、と思う。
体温を直接分け与えようとするその行動はえっちいけどさ。
純が抱きしめた矢晴の体温を『キンキンに冷えた瓶コーラだ〜』『冷えピタだ〜』『刺身』とだんだん温度が上がっていく形容をしているのが、純らしくてかわいらしい。
10時4分40秒に純が『早いけど横になるか』と言っているあたり、普段もうちょい遅めの時間なのかなあ、と思うと、夜更ししない割に寝るのはけっこう遅めなんだな、とか思ったり。
純が今回の矢晴の着込んだ格好に対して『どうしてそんなに着込んでるの?』と聞くからには普段そこまで着込んでないから、矢晴は毎日、この『湯冷め』を対策せずにずっと3時間耐えてることになるのかな。
ベッドに入ったのはリビングから出て5分くらい? と見積もると、おおよそ30分後に『湯冷め』が始まってる22時38分。
純のくれたハイチュウ(糖分)と純のくれた体温のおかげか、30分も経たずに改善してるんだから、純がすごいのか、矢晴の襲われる恐怖心と緊張が自律神経を刺激して正常にさせたのか、『なんでもするし』『なにしてもいいよ』からの話がちょっとすすんだところで22時56分。
いつも3時間耐えてる『湯冷め』は15分くらいで済んじゃってるってことになる。純の対処が的確だー! えらいぞ、純! とかほめていいのかわからんけども。
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