まんまと

 騙されて、こんな男に恋しちゃった! ハズカシー! むっちゃ意識してたのに、コイツ2次元にしか興味なかった、ハズカシー!

だったりするのか、矢晴……?

純に甘やかされて、好きになっちゃったっぽいの、純が支配してて逃げられないように矢晴を堕落させたんだ、って、思いたいんだよねえ?

純は怖くない、勘違いだった、って思えたのは同居4日目の【第13話】のことで、その真摯な純は、矢晴を騙すための演技で、偽の記憶を植え付けていったんだって今思っちゃってて?

純に騙されたんだ、って被害妄想になっちゃってるわけだけど? どうなん?

すごい剣幕の矢晴に対して純が、『矢晴…あの』『矢晴』『矢晴?』ってオロオロなってるところがかわいいけども。なんで矢晴が怒り出したのか、純にも皆目見当もつかんだろうに。

純が慈愛だって言ってるのは、たしかにおかしいんだけど。無自覚だし、自分も騙してる感じはあるんだけど。矢晴は騙してないと思うんだ。純は矢晴は騙さない、騙せない。と、思うんだけどなあ! どっちだろ。

わりと純、人の動かし方うまいけどー。矢晴を騙す、なんてことはできないだろうって思うんだけどなあ。後々、やっぱり純が矢晴を騙してましたって言われてもいいけどさ。

なんか、こう、ここのシーンの純は、矢晴に胸ぐら掴まれて、至近距離で矢晴にずっと見つめられてて、矢晴の顔がかっこよくて、矢晴の紡ぐ言葉がセンス良すぎて、惚れちゃうはありそうな。今まさに惚れ直したところで、性欲でいいんだって古印先生のお墨付きもらっちゃった気分では?

ここまで盛り上がってしまっては、ただでは済まんことだろうとワクワクしちゃうけど、なんかこうね、翌日にはケロっとしてそうな気もしちゃうし、この夜、こんな事があった直後に何事もなく寝てしまいそうな気もしてしまって。

いやまあ、最悪を想定して次の話への心の準備をしているだけだけど。


コメント