終霜

 古印葵の1冊目の短編集のタイトル。

んー、なんかこう、古印葵は“売る”気があるのか? と頭を抱えてしまいそうなくらいに、タイトルが、難しい!

2冊めの英語タイトルもそうだけども、馴染みがないわ、口頭で伝えにくいわ、覚えにくいわ。そういうこだわりがあるにしても、商業的にダメだろ、とか思える。

それはそれとして。

『終霜』のなかに、純が初めて読んだ『春眠の底』が収録されているのかな? と思うんだけども、春がテーマの短編が集まってるから『終霜』というタイトルにしたのか、『終霜』という作品もあって、それを表題作にしてるのか、とかちょっと気になったりしている。矢晴、春が好きなのかな。


純の部屋に古印葵のコミックス置いてあるだろうなあとはずっと思ってたけど、思ったよりもあっさりめの置き方ではあって、ちょっとさみしかったりはした。でも、寝室にまで置かれる数少ない本たちの入った小さな本棚の1段目、というあたりには純の本気度は見える感じ。隣のニーチェは、古印葵を理解するために読んでる本なのか、もともとニーチェの思想が好きなのか、は気になる。


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