同居1ヶ月目
【第12話】、【第1話】終盤、【第2話】序盤、【第13話・後編】、【第14話】、【第15話】で描かれる同居1ヶ月目とその前日のふたりの行動と時間をまとめてみようと思う。
前日の行動については、開始時間がわからないのだが、夜だし夕食についての言及がないので、夕食後ということにしてしまう。
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前日夕食後:矢晴は2階でなにかをしていて、スマホをなくしたから純に鳴らしてもらおうと階段を降りてくる。純はリビングでけんちゃんともうひとりとでビデオ通話をしている。
:矢晴は純のビデオ通話が終わるのを階段で座って待ち、180分が経過する。
:純のビデオ通話が終わったので矢晴はリビングに入る。純からパワハラ編集の悪口を聞く。
:矢晴は純のビデオ通話が終わるのを階段で座って待ち、180分が経過する。
:純のビデオ通話が終わったので矢晴はリビングに入る。純からパワハラ編集の悪口を聞く。
:『純にとって私はチワワ何匹分だよ?』
:矢晴は自身の発言に吐き気を催し、逃げ出す。
:PASMAを持ち出し、家から10分のコンビニで酒を買う。
:家に帰り、風呂上がりでパジャマ姿の純に『眠いから明日風呂入る』と告げる。
:酒を飲む。
:(※酒のペットボトルを窓の外に捨てた)
1ヶ月目当日朝:純が起こしに来るが『昼まで寝させて…』と告げる。物置にあったスマホを純が置いていく。
:数時間ベッドの中で過ごし、動けず、粗相する。
当日昼:純が昼食に呼びに来て矢晴の粗相に気づく。『叱らないよぉ当たり前だろ? だって』『私は矢晴と同じ辛い目に合ってないんだから……』
:粗相した矢晴を風呂に入れる。
:矢晴の部屋の窓の外で、純が酒のペットボトルを拾う。
:『体の外側のことはいくらでも見せてよ』『内側はいくらでも隠せるんだし』
:『私は矢晴のフィルターが好きだよ』
:『祈りは矢晴の言う歪みから生まれるけど』『なかなかどうして良いものじゃないか』
:風呂上がり(※昼食後かどうかは不明)。純は仕事部屋でマットレスのクリーニングについて問い合わせ。矢晴はリビングのソファーで臥し、ガラステーブルに置かれた純の単行本(シヴァ・アンバー3巻)に手を伸ばす。
:『私の作品への返歌……か?』単行本を元の場所に戻し、思考に耽る。
:純がリビングに来て、飲み物をすすめるが矢晴は断る。
:『純って恋人作らないの?』
:純に散歩をすすめられ、矢晴は散歩に出かける。
:矢晴が散歩に出かけてから30分ほど。
:家から10分のコンビニで酒を手にしているところを純に止められる。
:公園で純と話す。『ハグしに来なよ』『一緒に寝る?』
当日夕食後:薬を飲もうとするがお湯がなかったのでレンジでお湯を作る。
:純と矢晴、並んでソファーに座り、テレビを見る。お湯の存在を忘れる。
:各自お風呂に入る。
当日夜:10時5分ごろ。入浴後から2時間には少し早いが寝室に向かう。矢晴は「湯冷め」対策に厚着している。
:ベッドに入るからと、矢晴は着込んだ衣服を脱がされる。
:『純のベッドで失禁したらどうしよう……』『え? 別にいいよ!』
:ベッドに入り、話す。……『矢晴、うちに来てからその質問もう何度もしてる 何度も聞くと少し苦しい』……『違う 私が質問したかったのは……』……。
:10時38分。矢晴の「湯冷め」。
:10時40分。冷えて震える矢晴に純はハイチュウを食べさせ、肌に直接触れさせ抱きしめて体温を分け与える。
::純に抱きしめられた背中から這い出る蟲。
:「湯冷め」状態がおさまった矢晴が『……襲われるかと思った……』と純に背を向ける。『私 生まれてから今まで2次元でしか抜いたことがないオタクだから!』と純が言う。
::ベッドから降りてどこかへ行こうとする蟲。
:『けど』『矢晴が望めばなんでもするよ』
:振り向いて純の顔を見る矢晴。腕枕。『なんでもするし』『なにしてもいいよ』
::矢晴の目の中、ぐるぐるの蟲。
:約束の話。純の父とその友人の話。『心底……う』『孤独じゃなくなる約束はこの世で一番の慈愛だと思う』
:10時56分。矢晴が起き上がり、純のおかしさを指摘し、性欲だと断じる。
:10時58分。『古印先生……』
:『私』『それがいいな』
:矢晴が純を殴る。『それ〈が〉いいってなんだよ……?』
:『私はあなたの言葉を着たい』
:外では雨が降り出す。
:矢晴と純と、「対話」する。編集部で会った時の優しい印象と攻撃性。
:四階を例えにした歪みの話。『自分の中に必ず壊れた車がある!』
:相手の脳を再現すること、『そんなにたくさん他人の人生を考えられる人が四階みたいになるもんか!』
:純の言葉に激昂する矢晴。妄想に囚われる。
:矢晴が薬を飲んでいないことを思い出す純。
:矢晴を攻撃しないと約束し薬を取りに行こうとする純を、締め上げる矢晴。
:『矢晴が契約書になる?』
:自身を反省し、環境を変えようと言いながら薬を取りに行くために部屋を出ようとする純。
:純のパジャマの裾をつかみ、引き留める矢晴。
:過呼吸になりながらも、純にしがみつき、話をしようとする矢晴。
:薬と過呼吸を緩和させるための飴を持ってこようと矢晴から離れようとする純。
:「今日の薬は飲んだ」と言う矢晴に驚く純。
:純にしがみつき、「殺してくれ」と願う矢晴。
:混乱し、現実逃避する純。
:「殺してくれ」と願いながら、純を誘惑する矢晴。
:矢晴に関節技をキメて、理性で誘惑から逃れる純。
:『私は君を見捨てない』と約束しようとする純に、契約の印を求める矢晴。
翌日朝:朝食前、ベランダに暖房を用意し、ジャケットを着込んで会話する純と矢晴。
:シヴァ・アンバー3巻のモノローグ後半を『好きだ』と伝える矢晴。『古印葵への手紙だよ』と応える純。
:『壊れる前にお互いにぶちまけて殴り合わなきゃいけないって思ったんだ昨日の夜は』と話し、謝る矢晴。
:『私達の関係ってなんだと思う?』と矢晴の肩を抱きたずねる純。
:『タバコ吸ってなくて良かった』『タバコ吸ってなくて良かったぁ』と純の背中に腕を回す矢晴。
――――
たった2分で純の“慈愛”を“性欲”に書き換える矢晴の弁舌たるや。
普段は3時間放置して耐えているらしい「湯冷め」は、純のおかげで15分ほどでおさまっている模様。
日付が12月11日となっているので、土曜日。
純が『そういえばね 今日ね』『作業通話しててさ』と今日の出来事を話しているが、土曜に仕事してたか……? という疑問と、今日のどこに作業時間が……? という疑問がわいたりもした。でも矢晴の起きてこなかった午前中と、散歩から帰ってきた後から夕方までとかにしてたのかもしれない。
【第16話】分を追加。
矢晴が夕食後の薬を飲んでいなかった。
【第17話】分を追加。
矢晴は夕食後の薬を飲んでいたらしい。
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