純の嘘
純ってそんなに嘘で固めてないだろよ? と思ってたけど。人に言えないことや自分自身を騙してることはありそうだけどさ、って思ってたけど。
そもそも、矢晴との編集部での出会い自体が、嘘まるけだったわ。
ということに気づく。
編集部に古印葵が来ることを知ってておしゃれして来たくせに。
すごい偶然、編集部に来たら、たまたま、古印先生の作品タイトルが聞こえてきたので! って装ってたわねえ。
授賞式では会ってるのかどうなのかまだわかんないけど、会ってるとしたら、ちゃんとそこでサインもらったんだとしたら、「矢晴は忘れてるかもしれないけど、授賞式でも会ってるんだよ」、って話を、矢晴に言われる前に言わないと! やばいよ!
折角昨日の夜のどんどこどんで信用してもらえたのに、騙したな! って怒られちゃうよ!!
と、変に焦る。
でも、授賞式で会ってるんだ、って話をする時は、純が矢晴への恋心を自覚して、あの時から福田矢晴に恋してた、みたいな感じだったらいいなあ〜、と思う。
古印葵の漫画を生み出した福田矢晴が好きなんだ、って純が言ってくれたら、いいな。
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