優先順位

 純は『人命優先』で矢晴を助ける、みたいなことを言うけども、そんなこと言ってるから矢晴に振られるんだぞ、バーカバーカ、みたいな気分にはなる。

“物事の優先順位”とか“快楽の順位”とか言ってるけど、なによりもまず「矢晴が好き」って自分の気持ちを優先しろやー! って思う。

けども。

自分の気持ちを優先する“わがまま”の話をしたら矢晴に振られたんだから、もうどうしていいのかわかんないやね。

この担当との飲みの席で、へべれけに酔っ払って「こんなに好きなのに、なんであの人はわかってくれないんですかー」って担当が困るくらい矢晴への思いを言い募ってくれたらかわいらしいのに。

でも、べろんべろんに酔って帰ると矢晴が大変だから、節度ある飲み方しててとてもよろしい。むしろ、飲みの席だからと電車で来た(飲まない宣言はしない)けど、最初から最後までノンアルとかかもしれない。

で、優先順位として。

人命優先、はまあ人としてごく当然に、備わっていて欲しいものだろうから、いいとして。純が例として上げたものはそりゃあ当然、そこは人命、になるけど。

自分が漫画で絶頂したい気持ちのときに、矢晴が邪魔してきたら、の話で、矢晴を優先するのは「人命優先」ではないのだよ、純よ、という話。

人の命を重く考えすぎているのか、ごっちゃにしてしまっているのか。矢晴を窮状から救い出したのは「人命優先」だから、と凝り固まってしまっているのか。

すでに、漫画で絶頂するより矢晴と話したい、って矢晴優先なんだから、そこらへんちゃんと矢晴に話してあげよ? 性交渉に関しては矢晴の希望通りにできないかもだけど、矢晴が好きだよ、って話してあげてよーーー。抱きしめて気持ち伝えなよーーー!


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