純の性質

 今回、疲れすぎてて頭回らなかったのか、担当だから話せるのか、純のもろもろのカミングアウトがすごい。

初っ端の『創作依存症なんですよ私』ってのは、矢晴に振られたことの理由付けで自分を納得させようとしてるみたいなキャラ付けも感じられるけども、素なのかどうか。

でも、依存症ってからには生活全般放置して、大事なこともほっぽって、みたいなところもあっていいんじゃ……? と思えたりもするから、純が依存症かどうかはちょっと審議したい気持ちになる。創作に集中するための家事のアウトソーシングという感じはすごくするけど。

創作にこれ以上ないくらいの快感を見出している、感じている、は間違いないんだろうけど。脳汁ドバドバ出てくるってのはわかる。わかる。

純は今回、矢晴に振られた理由を「創作依存症で創作至上で創作では絶頂するけど、人間に欲情しなくて人間との性交渉で絶頂しないから、振られた」と受け取っているのか、そういう理由だと自分で納得したいから桜木に話しているのか。

矢晴は性交渉したい人で、純は欲情できない人だから、そりゃまあ、「性の不一致」という一番大きな理由になりそうだけど。純はさらに、「自分が人間に欲情しないのは、それ以上の快感である創作があるから」と順番やらなんやらごっちゃにしてる感じがする。

そんな捉え方をしていたら、「欲情したい」という純の望みが叶えられないのは、創作のせい、みたいにおかしなことになりかねんのだが、だいじょうぶか?

純の性質として「漫画を考えるのが絶頂するほど気持ちいい」と「人間に性欲を感じない」は別の話だろ? 相関ないだろ? あるのか……?

お前、【第16話】で『私には漫画があるからたぶん、大丈夫』なんて全然大丈夫じゃなさそうな思考してただろ!

「漫画で十分気持ちいいから、人間いらない」って話じゃなかったじゃんよ。なあ、純。

矢晴に振られたのが、やっぱり相当ショックだったんだなあ……。本当に振られたかどうかは定かではないが。純と矢晴とお互いに告白しあって両想いになっていたかどうかも定かではないんだ……なにがあったか詳細に教えてくれよ、純!


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