最高に幸せ

 【第20話】純の『私は今の生活が最高に幸せってことを説明しようとしたんですが…』という言葉を聞いてから【第19話】の顛末を見ると、「下手くそかっ!」と純の頭を横からはたきたくなるんですけど!

いやーもー! ちゃんと“説明”だけしとけば、矢晴にあんなこと言われなくて済んだじゃん!

純、プレゼン下手くそすぎるから、ただ“説明”しようとしても伝わらない可能性のが高いけども。

ついでに矢晴の思考回路は全部ネガティブ行きだろうから、言葉で“説明”しても、「口ではああ言ってるけど本心は――」ってなるだろうけどさー。

とはいえ、やっぱり、あれ「価値観のすり合わせ」がどうこうじゃなくて、純だけが紙にリストアップして、「これだけ充実してるから大丈夫、今は二人暮らしに慣れてなくて自分のスケジュール管理が甘いだけ」くらいの話にしておけば……、純も振られずに済んだのに……。先延ばしになっただけだろうけど。

脳みそが快楽物質で満たされるのは創作活動だけど、心が満たされるのは矢晴とのふれあいでしょう? 古印葵の漫画を読んだときでしょう? 純ったら、ちゃんとそういうことを“説明”しなさいな。

あ、実は枠外でそういう“説明”しても、矢晴には通じてないとかだったり……? もー、そういうところも余すとこなく見せてよーー。純ーーーー。

矢晴の反応によって話が逸れてしまった感がすごくするんだけど、純はどういう“説明”をしたかったのか、とても気になる。

「今の生活が最高に幸せ」ってのは「矢晴と暮らす生活が最高に幸せ」ってことなんだろうから、あのランキングに1こでも矢晴の名前書いておけよ……、そしたら矢晴も満足して“両想い”継続してただろうに……。

振られちゃったかーーー……。

じゃあなによ、今は矢晴のこと「病気療養中の同居人(純の片想い)」って扱いになるのかしらん……? 矢晴はむしろランキングに自分のことが載ってないから、自分が振られた気分でいそうだし……? 矢晴も純への片想いが報われない感じで? 純が性的なことに興味ないから……?

でも、純は“わがまま”に貪欲に、矢晴を手に入れようとあれやこれやと画策する?

今、編集部に対してなにかしらの企みを進行しようとしてる純の胡散臭さを考えると、矢晴に対してのアプローチはことごとく失敗しそうな予感もしてしまうけど。

それより、今、何を企んでのあの会食なのか気になる……。

その企みは矢晴が漫画に向き合うきっかけになるの……? 幸せへの第一歩なの……?


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