純はさー

 価値観のすり合わせなんて、そのうちぼちぼちでやればいいんだから、スケジュールのすり合わせを矢晴としたら良かったと思うのー。むしろ矢晴の自己肯定感が多少なり復活してからやりなさいよ……、価値観のすり合わせは。

担当から「仕事に差し支えるから出てってもらえ」とか言われちゃったのがイヤだったんだろうけど、そして矢晴のせいで仕事が遅れてるなんて自分でも認めたくないし、矢晴にもそう思ってもらいたくないし、とかでかなり意固地になっちゃった感じがあるんだけど。

矢晴の療養を円滑に進めるために、純の仕事を安定させるために、ふたりでスケジュール共有して、仕事に集中する時間、病院の予定とか、一緒にいられる時間とかをふたりで一緒に考えたらいいじゃんよ……な……?

矢晴のせいで仕事が遅れてるってのを認めないで意固地になって、あんなに怒っちゃったら、それはもう矢晴のせいなんだよ……。

もう、純の『君に泣かれたり哀れまれる謂れはないんだよ』という言葉がきつくてさー。矢晴の世話でスケジュールが狂うのを勘定に入れてなかった純の見通しが甘かった、ってのを矢晴に言って、協力求めたらよかったのにね……。

そしたら、矢晴にあんなこと言われなくて済んだのに……うううう。

純…………。


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