1位

 純の1位は『自分の漫画を考える』だけど、矢晴の1位は『ねる』。

でも、元気な頃の矢晴だったら、1位は「漫画」だろうなあ、と思うから、ふたりとも、三度の飯より漫画好き、みたいな状態でお似合いだと思うのよ?

ただ、純の「考える」という言い回しは、興味深いな、と思う。

「漫画を描く」じゃないんだ、というあたり。考えて描くのだから、「考える」が一番に来るのかな、とは思えるけども。


矢晴の1位の『ねる』が、かなり意外ではあった。1日捨てて寝込んでるとか、夜寝ようとしたら夜の隅からとか、“湯冷め”とか、あんまり矢晴の睡眠、就寝時に関しては、良い印象がない。

良い睡眠といえば、【第8話】のゼロクッションでの微睡みと、【第18話】の電気毛布での幸福感であろうかな。と思う。

純と一緒に寝ることになって、電気毛布をもらって、そこから矢晴のなかで、「純と一緒に寝ること」が最も幸福で、好きなことになった、んだろうなあ、とは思える。

……あ、そうか、矢晴の好きなこたつって、思考の共有だな? これはまた2位の話で考えよう。

とすると、矢晴の挙げたもの、たぶん全部、純が関わってるのに、純は全部、純自身のことだから、価値観の相違が甚だしい、わけだ。けど、もしそうなら、矢晴は「純と寝る」ってちゃんと書けや……って話には……。プライド〜〜〜〜。


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