だい16わ!!

 うわわっわーーーー! ついさっき確認した時なかったのにーーー!

出かけなきゃいけないけど、読んでから行く……行きたくない……ずっと読みたい……読む…………。

純、切ない……。かわいい……。ううう……。そっちかぁ……。

出かけないとならないから、出かける。初見感想は後で書く。

帰ってきた。から、読みながら初見感想。


思いの外、早い更新なうえ、早く来た純曰く。その4。

表紙の純が、嬉しそうな満面の笑みのわりに、花に埋もれた姿が棺桶の中のようで。

『実在する人間に欲情したことがない』と純の性的傾向が語られ。そっちかーー! と驚きつつも、納得する感じ。

中高生の頃の純は、ぽっちゃりさんだったっぽいのかな。純のこの語り口だと、2次元で抜く発言も嘘っぽいような気がしてくるけど、どうなんだろう……?

純の言う「それ」は「性行為」になるのかなー。純、孤独……さみしい。【第15話】の感想を次の話が来る前に書きたかったけど、先に次の話が来てしまったので感想で書きたかった【第15話】のタイトルの【蓮華座・ロンリネス】のことをここで書いてしまう。Twitterで「蓮の台の半座を分かつ」という語を言ってらっしゃる方がいて、それをタイトルのロンリネスと合わせて考えたら、「半座を分かつほどの相手が欲しいけど、純は孤独」なんだよなあ、と。その答え合わせ的に【第16話】で、純は「人間に欲情しないから独りでいるし、生涯の伴侶も得られない」と思っているということが語られて。切なさ倍増な気分でいる。

純の行動原理やらなんやら、ほんとに矢晴の言う「性欲」ではなかったけど、「矢晴が言うから」『私』『それがいいな』になっちゃうその純の気持ちーーー!

でも殴られちゃった。殴られてないけど。

純の変態性というのか、狂気というのか、たぶん純の素、真性なんだろうけども。『私はあなたの言葉を着たい』ってのがこれまた、かわいいけども! それを聞いた矢晴の顔が。恐怖とかじゃないし怯えてもないだろうけど、呆れてるわけでもなし……? 

外で雨が降り出して、ふたりの心象も雨の中、泥の中。

矢晴が編集部での出会いから話す。矢晴が純と「対話」するのはこれが初めてなんだろうなあ、と思うんだけど、これは「対話」になっているのか……? って感じの純の反応。と、さらに激昂する矢晴。ここの会話というか、矢晴の言うこととかは初見では把握しきれない。

『お前だってなにかのかけ違いでこっち側に来る未来がどこかで待ってるぞ』って矢晴の表情がどっか行ってて怖いんだ……。

って思ってたら、夜の薬を飲んでいなかったから病症が強く出ていて。もはや矢晴は妄想のなかで。

『今の矢晴の言葉は』『病症がもたらした言葉かもしれない……?』『その言葉を私が「良い」といってしまったらそれはつまり――』と気づいて焦りだす純がほんとに矢晴のこと大事に思ってくれてて、矢晴を助けようとしてて、矢晴を元のようにしたいと思ってて、と、純が愛しくなる。

矢晴、ほんとにまあ、前日に酒飲んで、粗相して、夜の薬飲み忘れてしまって、重なり過ぎだよ……ぐちゃぐちゃだよ……あああ……。病症で出てしまった言葉すら後悔の種になってずっとずっと……。

『口約束は信用できない!』からの『矢晴が契約書になる?』の『ここに』『印鑑捺そうか』『ハンコもペンも使わずに……』ってキスマークで契約するってことよね、もうエッチ! とか思っちゃう自分を恥じたいくらいに、純が真剣な目で矢晴を見つめるからーー。ここはなんか純が、「襲われたくない矢晴の気持ちをうまく利用した」感じには見えるけど。

矢晴は純に気圧された感じで、大人しくはなったけど。

純がとても理性的で、状況を正確に把握して対処しようとしてるのが、えらいわぁ。『私と一緒に住む君は不憫だ環境を変えよう』ってのは、矢晴との同居も解消する、純がそばにいては矢晴の病気に良くないからってことだろうけど、それを純のパジャマを掴んで引き留める矢晴がこれまたかわいくて。

かわいくて! 次は矢晴のターンなの? 純のターンなの? とまた気になるーーー!


今回は、なんだかずいぶんと重く。切なく。手放しでかわいいとかどうなっちゃうのー? みたいな感想にはならない。でも縋る矢晴はかわいい。純に嫌われたくないし離れたくないし、いやもう、そのまま純が好きだから一緒にいたいって言いなよ……矢晴……って思うんだけど。

次回、言えたりするかしら……?

薬飲んで落ち着いた状態で、ふたり肩寄せ合ってゆっくり対話してほしー。


あと、純がそういう傾向の持ち主として、BLにできるのか……? という疑問を少々。そっちの取り扱いのが難しくて厳しそうなんだけど……。ううううん……。


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