欲情

 純が「2次元でしか抜かないオタク」であるのはまったくもって問題ではないのだが、「2次元にしか欲情しない」なのか「性処理は2次元で充分」なのかが知りたくなる今日このごろ。

後者っぽいなあとは思うんだけど。恋人作ってどうこうしてうんちゃらするような時間はないから、2次元でパパっと済ませちゃう合理性。

これ3次元に向かってたら、セフレはいるけど恋人はいない、みたいな状態にはなりそうだけど、人間の品定めを好まないんだから、セフレにしていい人間みたいに選ぶこともなかろうて、と思うと、人間相手にするより2次元のがいいってなりそうな。

あと、純の対象が女なのか男なのかでも変わりそうだけど。恋愛対象は男だけど、それが叶う出会いがなかったから今の今まで恋人はなし。

恋愛や欲情する対象は男だけど、「2次元でしか抜かないオタク」だから、矢晴を襲うこともないから大丈夫だよ、って話なら、その性欲を向けてこいって言われたら喜んでー! ってなるだけで万々歳なんだけど。純の恋愛対象、男がいいな。

そもそも、牧野先生が『古印先生って男の人だったんだね名前と作風で勝手に女の人かと思ってた』って言うくらいだから、純もその日まで古印葵が男とは思ってなくて純粋に「古印葵の漫画が好き」だったのが、男だと知って「古印葵が好き」になったように思うし。

でも、矢晴には女性の恋人がいたから、純は矢晴の対象外だってことがわかってしまって、失恋して。

だったら、恋愛方面では実らなくても、友情なら育めるはず! の今。今がチャンス!


ただ、矢晴の言う『逃したくない支配欲と執着の過ぎた好意が同時にあったら』『もうそれ性欲だろ』というのには、やっぱり違うなあ……と思ってしまう。断定してしまいたい矢晴の気持ちもわからんでもないけど。「純の好意は性欲に裏打ちされている」くらいなら納得できるけど。支配欲ねえ……とものすごくそこでひっかかってしまう。

まあ、純への気持ちが性欲先行してそうなのは矢晴のほうなんですけど。


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