作家さんの

 作家さんが【第16話】のキャプションで、本業と趣味の漫画とのことを簡潔に説明してくれて本業アカウントと趣味のアカウントを紐付けない理由も簡潔に。それでもまあ、たぶん、作家さんが期待するようには扱われていないのだろうなと思うのだけども、作家さん自身、そうやって扱われてしまうのもわかっているというか想定済みなのかもな、と思ったりもする。

作家さんが本業を明かした、というか、「見ればわかる」答え合わせを本業のアカウントに残していたのは最初にトレンド入りした2021/5/4〜【第5話】公開時のキャプションで。

当時は「続きが読みたいなら作家さんの本業名を明かさないように」と注意して回るような人もいたり、特に気にせず「〇〇先生だよね」「〇〇先生っぽい」と言っている人もいたり。作風を変えているわけでもないから、作家さん本人は「作家バレしている」と【第5話】公開時には認識していた。

その後は特に本業アカウントと趣味の漫画を紐づけるようなこともしていなかったけど、本業の連載作の読者コメントにちらほらと趣味の漫画のことが書かれてしまったりしていた。

11月の更新時に、暗号のように本業アカウントで更新のお知らせがあり。

12月には更新とともに、キャプションで「本業で本が出ました」とお知らせされていたので、作家さん自身が趣味の漫画のアカウントで、本業を公開されたのは2021/12/11。至極やんわりと「本垢に凸ってくんな(超意訳)」と添えられていた。

その本業の宣伝も、年明け早々の更新時に書き換えられていたので、その22日間で読んでいない方は、「「すでに本業を公開されていた」という事実を知らない」、ということになる。(それを知らないで煽るようなことを言っている方を見かけると「情弱乙」とか密かに思っている)

そこから長く更新が停まっていて、間で、「次の更新はたぶん4月」というお知らせが本業アカウントでされていたけども、これもまた、「わかる人にはわかる」書かれ方とさりげなさで、痺れる。

予告通りの4月の更新で、久しぶりの更新ということもあってかトレンド入りしてしまい。キャプションでは簡単に「本業作もよろしく」されていた。ここで「初めて本業公開した」と思っている方も多く見かけた。「隠すのやめたのかw」的なコメントもちらほら。

あと、トレンド入りすると、読者層ではない人にも届いてしまうし、掘り返してゴシップ的に扱う人も出るし、それが起点でいろいろ波紋が広がるし。

こっそり知ってなるほど…と思ってそっと胸にしまっておけばいいのに、と思わんでもないが、そうして好奇を煽るように出てしまった情報は、軽く広まる。【第5話】当時にもそれなりにあれやこれやと言われていたことではあるけども、再来、という感じ。

私がこうして情報をまとめているのも、好奇を煽る記事、と言えなくもないので、同じ穴の狢かな、とは思う。

思いがけず早い更新の5月更新時にも、トレンド入り。本業アカウントと趣味の漫画を紐付けない理由に関して、「トレンドに載ったり話題になれば編集の人間も読むだろうから無意味」的に言われているのも見かけたけれど、「紐付けない」ことに意味があり、編集が読むか読まないかは各人の自由であろうかな? とは思った。

ここのトレンド入りで、先のトレンド入りのときに掘り起こされたあれそれが余計に話題になったよう(RT500↑、いいね1000↑はいかがなものか)で、それに関連して、話題になってしまった漫画家さんについていろんなコメントを見かけたりもした。

1年周期で呼び覚まされて、一時的に話題にされてしまうけども、作家さんにとってもその漫画家さんにとっても意に沿わぬ形での話題であろうから、どうなんだろうな、と思わないでもないけども、話題ついでに電子が売れて多少なり収入が潤うのであればまだいいのかな? と思ったりもする。

【第5話】公開時は、「この漫画家さんに作品にする許可とったのかな?」「こんなに赤裸々に生活公開されてイヤじゃない?」みたいなことやら、実在の漫画家の名前を出してどうのこうのと怒りをあらわにされる方やら、いろんな方がいた。許可を取るも何も実話じゃないだろうし、その漫画家さんの生活でもなし。

知ってしまった物語誕生の動機やら、オマージュ、根底に流れる“もの”により、純粋にフィクションとして楽しめない層も、一定数、いる。

私は、「それはそれ」として、純と矢晴の物語を楽しんでいる。


「トレンドに載ると一過性で消費されるようになるからイヤ」的なコメントを見かけて、激しく同意したりする。トレンドに載らないと見ない読者も多いし、それこそ去年の最初のトレンド入りで読んで以降読んでなく、1年後のトレンド入りで再度読んだ、という方も多くいて。

とはいえ、そもそも、去年の5月のトレンド入りでかなり広範囲に読者を広げたことになるため、今更、トレンド入りで消費がどうこうというのも、遅い話にもなってしまう。根強いファンも増やしつつ、一過性の消費もされる、そんな感じになっているのではないかなと思う。

あと、ついでに「この作品を次来るの投票しそびれた」というコメントも見かけたが、去年の時点で、「今年も来年以降もこの作品を事前エントリーアンケートに書かなくていい」とイラスト投稿のキャプションで言われているので、投票しそびれたと後悔されなくてもいいかと思う。今年の次来る以前に去年の段階でノミネート辞退されているから。


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