似たようなことを

 『けど この先 私がお前の好きな何かを』『ある程度の知能を使ってボロクソに言った時』『お前の目から私が幼児に見えなくなった時』『お前はあの時みたいに後先考えずに頭の回転早くして言葉だけ探してボロカスに言い返す! そんで「矢晴、今、四階みたいだな」って思うんだ!』

と、かなり被害妄想入りつつ、純の反応を決めつけつつ、可能性に怯えている矢晴だけども、「矢晴が純の好きな何かを侮辱する」的なことは、すでにやってんだよな……と、思ったりした。

ただ、似たようなこと、とは思えるけども、「矢晴が純の好きなものを扱き下ろして侮辱する」のと、「矢晴が純の好きな古印葵を捨て去ろうとした」は違うっちゃ違うので比較対象でもないが、「矢晴が純の好きなものを〜」的には似たような部類に入れちゃってもいいかなーくらいに思ったり。

その時の純は語気は荒くなれども、矢晴に古印葵を放り投げることを思い留まらせる感じに必死な説得にはなってたけど。

ここからかなあ? 純が矢晴のことを「君」と呼び始めるのは。と思うくらい、ここも重大な転機にはなってると思うんだけども。

もし、今後、矢晴が純の好きなものを扱き下ろして侮辱したとして、純はどんな反応をするだろうか、は、わかんねえなあ……としか言えないけど。

同じものが好きじゃないことに寂しそうな反応はしそうかな?

純が四階にしたのは、自分の好きなものをボロカス言われたから、だけではない気がするからそのままの反応を矢晴に対してするのかどうか、というと違う対応にはなりそうだしねえ……。

「矢晴を助けた」「古印葵を守った」「四階の社会不適合な部分を指摘した」純の対応については欠落した状態で、矢晴の恐怖心になってるかなーって思うから、矢晴が思うような『後先考えずに頭の回転早くして言葉だけ探してボロカスに言い返す!』とはならんとは思うんだけどなー……。うーん……。

後先考えてないのは矢晴だろうに……と思うけど、それは矢晴も自覚してどんどこ自分を責める材料にはしてるなあ。大変だよなあ……。


コメント